sakutaronxのブログ

色んなジャンルの色んな話をします

半生執事〜カンパニア号乗船日誌〜

4記事目にしていまだに改行が使いこなせません。
ここ、改行できてますか?分からないままお届けします。

本日ライブビューイングにて「ミュージカル黒執事 Tango on the Campania」大千秋楽を観劇してまいりました。
愛知公演が素晴らしく、もう一度見たい!と思ったのですが名古屋近辺のライビュは売り切れ、結果岐阜の映画きゃ……失礼、映画館まで車を走らせての観劇でした。
せっかく2度目ですので、違った部分の話など。

まずライビュの良いところとして、表情がよく見えて、キャストの表情の繊細さをしっかりと目の当たりにできました。
リジーの切ない表情とか(うわっ劇場版で見た!ってなった)シエルの力強い眼差しとか、グレルの可愛い表情とか、セバスの片眉をあげたお顔とか。
そして何より葬儀屋の瞳をしっかり確認できたのは本当に良かった!とても綺麗な瞳で、思わずカラコン何使ってる?と思ってしまった。発色抜群にいいな。

小道具の一つ一つまで詳細に見えたけど全部完成度が高くて、特に葬儀屋のデスサイズは寄りで見ても造形はもちろん質感も本物感。いや、本物見たことないけど、2次元を完全再現しつつ、3次元とも調和するバランス感覚が素晴らしいなと思いました。

そして何と言っても衣装!!!
寄りの画でも完璧な美しさ。布をケチらないという強い意志が感じられて最高。初代劉とかグレルのコートとかからの成長具合よ……。
それだけビッグコンテンツに成長したことが感じられて感激でした。

あと、シエルのタイツに包まれた膝小僧を見てショタコンの友人の顔がよぎり、慌てて開きかけた扉を閉じました。美少年……恐るべし………。

演出や演技について…愛知公演の際フェニックスでぐらぐらしてる坊ちゃんをセバスが腕を掴んで支えるのが好きだったんですが、あれはアドリブだったのかな?なくて残念……
ただ、千秋楽の半人前執事シーンの「かしこまりましたあ……」割とオーバーで面白かったです!きっと千秋楽特別仕様なのでは?今回セバスのおふざけほぼ無いもんね……。

最後の挨拶で触れられていたんですが、生執事は毎回アンサンブルの働きがすごくて、今回も踊る歌う転換する小道具にもなる(レコード最中のやつ。みんなピクリとも動かなくてすごい)と大活躍。ライビュでは細かい働きもかなり見えて、改めて偉大さを感じました。

色々語りましたが、わたし実はこの原作途中までしか読んでいなくって……だからこそ心の中の原作警察が出動せず心穏やかに見てられる気もするんですが。
原作を大切にしている舞台作品だな、と思うのでまた原作読んだ上で見たいなと思います!

屋根の上のヴァイオリン弾きで考えたこと

ちょっと前になるんですが、愛知県芸術劇場屋根の上のヴァイオリン弾きを観劇してきました。

初めての生市村正親さん!

皆さま素晴らしい役者さんばかりで、終始感嘆のため息だったのですが事細かな感想は胸の内のみに。

感想メモを全消去したのは内緒です。ほんと……

でもせっかく観劇の機会を得たので、思い出メモと感じたことを残しておこうと思います。

まず衝撃だったのが、屋根の上のヴァイオリン弾きってヴァイオリン奏者の話じゃないんですね…!

ほんとに初歩の初歩な知識でお恥ずかしいんですけど、タイトルと曲しか知らなかったので。まずそこにビックリしました。

この後は自分で思い出すためにもあらすじを少し

屋根の上のヴァイオリン弾きとは、ユダヤの人々の生き方を象徴した言葉。排斥を受け、流浪の運命に翻弄されながらも懸命に生きている。それは屋根から落っこちて首を折らないようにしながら愉快な旋律を奏でるヴァイオリン弾きのよう。

そして、そのバランスを保っているのはしきたりである。

物語はこのしきたりと家族の愛が主題となっています。

小さなユダヤ人の村アナテフカでは、結婚は仲人さんが引き合わせた相手とするのがしきたり。

しかし主人公テヴィエの娘たちはそれぞれ自分で相手を見つけてきてしまいます。

長女ツァイテルは仲人さんが見つけてきた相手を断り、幼馴染の仕立屋モーテルとの結婚を認めて欲しい!と訴えてきます。

次女ホーデルは革命に燃える学生との結婚を。

この辺がちょっとあやふやなんですが、確かツァイテルはまだお願いって感じだったけれど、ホーデルはもう結婚するので認めてって感じだったんですよね。

より過激なお願いになってる。

そんな娘たちの願いとしきたりの間で揺れ動きながらテヴィエは娘たちの結婚を認めます。

しかし三女チャヴァの相手フョートカがさらに波乱を巻き起こします。なんとフョートカはロシア人、つまり2人は別の宗教思想を持っているということです。

これにはテヴィエも激怒。2人は駆け落ち同然で出て行くこととなります。

「チャヴァは死んだ!」と娘を忘れようとする姿はさっきまでの陽気なテヴィエとは別人のよう。

ここで思ったことなんですが、私はテヴィエがここまで激怒したことに結構驚いたんですよね。

ごく一般的な日本人同様、私は特に熱心な宗教もなくて、愛する娘よりも大切なしきたりってどんなものだろうってまず不思議に思ってしまって。

もちろん世界中で宗教の違いによる排斥や争いがあるのは分かってるんだけど、自分のことのように理解するのはやっぱり難しい。

きっとこういった理由で真に共感できない作品って世の中にたくさんあるんだろうなあって。

ただ、あるシーンでなんとなくその片鱗を掴めたような気になったんです。

それは、三女チャヴァがお別れを言いに家族の元に現れるシーン。ポグロムというユダヤ人排斥運動で村を追われるテヴィエ一家は忙しく荷造りを進めています。

舞台上手側から現れたチャヴァと舞台中央付近での会話が進み、下手にある家のセットにいろんな人が出たり入ったりするんですよね。

その時みんな手に口付けてそれを玄関横の小さな箱にくっつけるような仕草をするんです。どうやらそれはユダヤ人が神様への敬愛を表すためのしきたりらしくて(厳密には違うかも。違ったらごめんなさい)、それを舞台の端のほうでみんなやってるんです。

劇中、結婚式のシーンなどで象徴的なしきたりのジェスチャーはたくさんあるんだけど、何故か私はこの仕草が一番頭に残ってしまって。

ああ、しきたりってこういうことなんだ。ごく当たり前の生活こそがしきたりなんだって、そこで少しだけ自分の実感として感じることが出来たんです。

これって演劇の一つの大きな役割なのかなって、いま感想を書いていて思います。

ユダヤ人のこと、宗教のこと、知識だけではなくて実感できたことにきっと意味がある。

それに、私はあの家族を心底好きになってしまったから、もっと知りたいとも思う。

他の方の感想で、チャヴァの向かう先はアウシュビッツのすぐ近くだというのを見ました。

ただ知っておかなきゃいけない歴史が知りたい歴史になりました。

物語の最後、テヴィエ一家はヴァイオリン弾きとともに新天地へと旅立って行きました。

どうか新しい場所でも、その愉快な音色が途切れることのないようにと願わずにはいられません。

生執事を観に行ってきました

生執事こと、ミュージカル黒執事 Tango on the Campaniaを観劇してまいりました!

元々初演のセバスチャン役だった松下優也さんのファンで、そこから再演も含め全作品をDVDやライビュ、生で観劇していたこのシリーズ。

原作でも大好きな豪華客船編ということで観る前からテンション高くて声がデカいオタク丸出しで、同行の友人各位は誠にすまなかった。

しかも上演された会場が自分自身も何度も立ったことある場所で、今頃あの楽屋使ってるのかなあとか思うともう声もデカくなるよね。すみませんでした(2度目)

そんなこんなで以下ネタバレありありの感想です〜

今回は何と言っても岡崎百々子さん演じるリジー!!

姿も声もお歌も演技も正にお砂糖とスパイスでできた女の子で、歩いてるだけで可愛い。

ドレスも最高に似合ってる。可愛い。

そんな彼女が可愛いだけの女の子じゃないと分かるのが今作なワケですが、正直リジーのソロシーンは今までの生執事で一番涙ぐんでしまった……。

リコリスでのマダムレッドソロ時のように、自分の今までをシルエットと共に語るリジー。

シエルの為に守られるお嫁さんになりたいと言っていた彼女が、シエルを守れるお嫁さんになると覚悟を決めた時、その声の凛々しさに胸が苦しくなりました。 殺陣も迫力があって、彼女が魅力的だからこそシエルがリジーを守ろうとする姿に更にきゅんとしてしまった。

そりゃシエルも、男になりますよ……。

あとリジーとシエルの身長差も本当に最高。ビジュアルブックの並んだ足元も最高。2人をこの瞬間このバランスに整えてきた森羅万象に感謝です。

そして内川蓮生君演じるシエル。

可愛いが可愛い服着て歩いてたよ。邪なババアが華奢な足と手首ばっかり見てごめんなさい。

今回はリジーの登場やフェニックスのおかげでいつもより少年らしい面が見えて可愛いがカンストでした。 はちみつは…?がもう……もう……!!いくらでも使いな!!!!!!!!

勿論可愛いだけじゃなく、セリフの安定感も前作より増し、毅然たる女王の番犬を見事に演じきっていて大変良かったです。叙勲式の時、改めて復讐を誓ったシエルの気高さを3次元の13歳が演じているという奇跡……いや、内川くんの努力……!

はあーーすげえ………かっこいい…………

………………でもフェニックスでぷるぷるしてるのやっぱり可愛かったな…。

そしてそして古川雄大さん演じるセバスチャン。

実はキャス変の際、松下さんでなくなること……というより松下さんと比べるコメントが目についてしまうことが耐えられなくて全然直視出来ていませんでした……。

だけど前回のサーカスや今回を経て、完全に古川セバスとして楽しめるようになったのが嬉しいです(今でも比較コメはあんまり見たくないけど)

ミュージカルの世界でキャス変やWキャスなんて当たり前なのに、これだけ拘っているのはやっぱりミュージカルを本格的に見たいと思ったキッカケの作品だからなのかな?

閑話休題。今回のセバスですが、何よりもまず完璧な男がボロボロになるのサイコーーーーー!!!!!

冒頭で豪華客船編好きと書きましたが、割とこのボロボロセバスが好きなせいです。あと駆け出し執事期間ね。想像よりもガラ悪かったね。すき。

公式もこういうオタク心を知ってか、ビジュアルブックはボロボロ姿の写真多めでなんかもう捗るよね?何が捗るかわからんけど。何かな?人生?とにかく捗る。

あと股下が相変わらずハチャメチャに長くて立ち姿も綺麗だし蹴りの打点も高いし階段に座ると足めっちゃ余るし作画班気合入りすぎでは?絵画かよ。

……ボディ以外の話もしますね。

今回の契約シーンはいつもより6割り増しに悪魔でしたね。おそらく次のシーンでまだまだ悪魔が抜けきらないセバスの変化を際立たせるための演出かな、と思うのですが……人外感がすごい。

違う……違う………が正に悪魔の所業。

激しいアクションやフェニックスでブレない体幹、切なく美しいファルセット。設定上失敗の許されない キャラクターを我々の想像を超えた形で見せていただけてただただ感嘆でした。

あとどうしても語っておかなければならないと思ったのはヒデイット様のカイザーね。

これだよ、これ。この意味わかんなさ生執事って感じする。ちょっとクセあって苦手な人は苦手なんだけどさ、食べ慣れるとクセになっちゃうんだよね(笑)っていう渋いおつまみみたいな面白さが魅力ですよね。

今までの作品で結構笑いがクドいなあって思うものもあったけど、今作はバランスが絶妙でした。出てくるだけで面白いヒデイット大好きです。

そして和泉宗兵さんの葬儀屋。

以前、原作で葬儀屋の顔が出た時にイケメンすぎて僕は出来ないかも的な事をおっしゃっていましたが、続投していただけて本当に嬉しかったです。

今でも最初に葬儀屋の声を聞いた時の衝撃が忘れられません。本当に和泉さんの顔出し葬儀屋が見れて幸せでした。

他にもミッドフォード家がみんな可愛い&かっこよかったこととか、アバハンの安定漫才とか、私をアミューズの沼に叩き落とした植原さんの変わらぬ原作そのままグレルとか、チャラかわロナルドとか、スネークの声の演じ分けとか、リアンの落下のスピード感とか、とかとかとか……書きたいこといっぱいあるけど、とりあえずキャストについてはこのあたりにしておきます。

回を重ねるごとに豪華さを増していく舞台セットと演出の数々。ファンタジーならではの展開や漫画ならではの表現を現実に綺麗に落とし込んでいて、今回の生執事も楽しさと驚きを提供してくれました。駆け出し執事と当主のシーンがお気に入りです。

また、音楽も乗船時に歌われるカンパニア号のテーマ?が度々異なったアレンジで登場して、華やかさ、不気味さなどいろんな面を見せてくれるのがミュージカルらしくてドキドキしました。一緒に歌いたい!カンパーニア!

とりあえず今回のミュージカルを通して分かったことは「豪華客船の処女航海はロクなことがない」という事でしたが、今は大千秋楽のライビュというカンパニア号に乗船しようか検討中です!

あと別件、井上芳雄さん以外のヴォルフはなあ……とか宣っていた私ですが、古川ヴォルフのモーツァルト!ぜひ見に行こうと思います。

ブログを始めました


ブログを始めました。

完全に思いつきですが、一応理由があります。


それは2017年も残り数日の年の瀬のこと………



生身の人間にハマりました。

名前をDearDreamとKUROFUNEと言い、彼らはドリフェス!というアニメに登場するアイドルです。

生身なのにアニメ?っていう方に説明すると、ドリフェスは5次元アイドル応援プロジェクトというバンダイアミューズが企画した作品でして、ゲームやアニメの2次元と3次元の連動作品なんです。

なので3次元の俳優たちがアニメに声をあてモーションアクターもやり、実際に衣装を着てライブもやります。彼らは2次元のアイドルを演じるアクターでありながら3次元では彼ら自身がDearDreamとKUROFUNEという本物のアイドルなんです。


元々芸能事務所アミューズを箱推ししていて、そこから気になってアニメを見始めて、気づいたら私のウォークマンにはDearDreamとKUROFUNEの楽曲が揃っていました。
その間およそ1週間。
久々に直滑降で沼に落ちました。

もう本当に元気をくれるんですよ、彼ら。
夜な夜なアニメを見返したり3次元の彼らのライブ映像を見たりして私の正月休みは消えたんですが、休みも終盤に差し掛かった頃ある事を知ったんです。


ライブツアーやるやん!!!!!
しかも地元で!!


会場が私の家から15分くらいで、何なら何度かステージに立ったことある場所で、そんなん絶対行きますやんか。

そして浮き足立ちまくった私はこうも思いました。


ファンレター書こう


ドリフェス!の世界観では応援(エール)はドリカが示すもの、と言ってファンたちがエールをカードに乗せてアイドルに届け、そしてアイドルはそのドリカの衣装で歌い踊ります。

アニメにも実際のファンの歓声が使われたり、ファンをすごく大切にしている作品なんです。
こんなに大切にされているならば、じゃあ私たちファンはもっとエールを届けるしかないじゃないか。
よし、ファンレター書こう。ってなわけです。



しかし問題もあります。
私の日本語力です。



普段からTwitterでもそんな大したこと言わないし、がっつり文系の大学出身とは思えない日本語力の私に思いの丈を綴ることは至難の技……!!

この体たらくを脱するため、トレーニングを兼ねてこの度ブログを開設する運びとなりました。


今までは
「激しく共感する感想を述べる方」
目から鱗の考察を述べる方」
「涙を流しながらお気に入り登録するしかない二次創作をされる方」
そんな方々が溢れるTLを眺めるだけで満足していましたが、ちょっとずつ私も何かをアウトプットしていきたいと思います。

(そしてあわよくばドリフェス!を布教し沼の住人も増やしたい……!)